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浜名湖ツーリング (現役生 2005浜松合宿 記念特別企画) 4回生の年の暮れ、2000年12月27日に出発。参加者4名(2回生1名含む)。何故この時期を選んだのかは分からない。前日には雪も舞った。さらには年末特別警戒取締り中。しかし、そんなことはどうでもよかった。あの頃の俺たち、ただ走りたかった。海が見たかった。 |
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早朝7時、まだ薄暗い中、近鉄奈良駅前に4人集合。吐く息白く、冷えた空気は肌に刺さる。だが、案ずるなかれ、寒さ対策はほぼ万全。ズボンも3枚重ね着当たり前。着込んだ上着で皆こんもりしている。大丈夫。それより何より、ハートが暖かい・・・フッ。その余裕で、いざ出発。 |
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今回のルート、まずは名阪国道を選択。奈良市から月ヶ瀬、そして三重県は上野。ひたすら東を目指して快走。しかしやっぱり寒かった。分かっていたけど寒かった。スピード控えめ走行に、先頭を行くZZRはいよいよしびれを切らしたのか、一人メーターも振り切れる勢いで後続車の視界から消えていった。ひとすじの風が吹いた。 やがて関町に入ると1号線と合流する。すぐに道の駅「関宿」で休憩。駐車場では後輩のVツインマグナに試乗。これがわりとよく走る。給油も済ませ、再出発。あとは1号線をただただ走る。亀山、鈴鹿、四日市。交通量もかなり増え、それからは渋滞による時間との戦い。 |
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突然ZZRがトラックに追突された。リアがへこんだ。幸い怪我はなかったものの、相手とのわずらわしい後処理で余計な労力負担。 そんなこんなで桑名のあたり、昼食にした。国道沿いの小さな大衆食堂。椅子にどかっと腰掛け体を休ませる。定食を頼めば、オバちゃんは「みそ汁は?」と売上アップに余念がない。サラダにマヨネーズも勝手にかけてくれる親切さ。オバちゃんありがとう。でももういいです。 |
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愛知県に突入するも依然渋滞の道が続く。ここは耐える時間。13時半頃、標識で「豊田市自然観察の森」なるものを発見し、ぶらり立ち寄ることに。 国道を外れ辺りは緑に囲まれる。しばらくなかった癒し空間。園内のネイチャーセンターにも寄ってみた。そこの展示室では、何とベンチを発見。こうなったら寝るしかないでしょう。おやすみ! 復活。職員のおじさんは優しく接してくれたけど、さぞかし迷惑だったことでしょう。おじさんごめんなさい。 |
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23号線をひた走る。当初の予定では富士山まで行くはずだったが、時間的につらいことが判明してきたので、急遽目的地を浜名湖に変更。計画に融通が利くのがいいところ。そして宿にも電話をして泊まる所も確保。その場その場で臨機応変に対処できるのがいいところ。決して無計画なのではないのである。 |
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標的も定まった。さあ行くぜ。三河湾にも別れを告げ、いよいよ静岡県。時には街中を、時には海岸沿いを、バイクを走らせる。日も傾いてきた。でも太平洋にきらめく夕陽が何て美しいんだ。 新居町に入って宿泊する「浜名湖ユースホステル」を探した。坂の上に発見したが、入り組んで全然分からなかった。宿泊費は素泊まりで4千円ほど。これでようやく休める。思えば長い行程だった。とりあえず1階男子棟の部屋になだれ込み、荷物はロッカーに放り込み、二段ベッドに倒れ込んだ。 |
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飯。残念ながら宿にはない。ということで、バイク緊急発進。それにしても道がさっぱり分からない。夜は余計に分からない。相当迷った。そしてようやく見つけたとんかつ屋。高かった。カツ丼1杯千円。かき込んだ。 コンビニにて買い出し。おっさんが「関西から来た?」と聞いてくる。そうなんですよ。そしてビールも積んでミッション終了、いざ帰還。 宿に戻れば、欲しいのはまず風呂。4人でもう満員の風呂。そしてロビーにて待望の乾杯。明らかに人生はこの一杯のためにある。バイトの女の子とも交流した。ビールを勧めるも、聞けばまだ16歳とのこと。男4人で犯罪に近かった。 とりあえず落ち着いた。さて次は?そこにあるのは、飲む食う寝るの法則。この宇宙の真理を忠実に守った。速攻寝た。 |
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早朝6時から起きて何度か屋上へ。そして出会ったこの景色。丘の上に建つこの場所からは、広く遠州灘を見渡すことができる。そしてはるかかなたには浮かぶ富士山のシルエットも。 |
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爽やかな朝はのんびりとくつろいだ。ワイドショーを見ながらスポーツ新聞を読んだ。本日の予定についても語った。そういえばまだ行っていない、そう浜名湖に。 支度も済ませそろそろ出発。お世話になったユースホステルを後にした。 |
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まずはコンビニで朝食。すぐ側には弁天島海浜公園が広がっているので、少し浜に下りてみた。ようやく触れた海の味。勢いつけて、いざ浜名湖。 今回、浜名湖は東岸周辺を攻めてみた。弁天島からしばし、有料の村櫛舘山寺道路へ。料金所を通過すると、そこに広がるは青い空ときらめく湖面。当時はまだ有料だった浜名湖大橋を越え、見通しのよい湖岸を快走。気分は快調。自然と一体になった。 このエリアには、「遊園地パルパル」や「フラワーパーク」、ロープウェイに動物園といくつかの観光地があったが、舘山寺(かんざんじ)に行くことにした。 |
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到着しバイクを停め、舘山寺温泉街を歩く。その奥に鳥居と石段がある。曹洞宗、舘山寺。この小高い山にそれはある。早速登ってみることに。 そこからは浜名湖がよく見えた。縁結び地蔵にはあふれんばかりの大量の絵馬。よっぽど神頼みなんだろう。穴大師は狭い岩穴。眼病にご利益があるらしい。少し歩いて聖観世音菩薩。かなりでかい。 |
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木々に囲まれた細い山道を歩いて展望台へ。この眺めは爽快だ。そのすぐ側、見所のひとつであるらしい富士見岩を見て、すっかり満足。さて、そろそろ帰る時間か。 |
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浜名湖に、そして静岡に別れを告げる前、最後にもう一度だけ太平洋の海岸に下りた。思いっ切り走った。崩れる浜辺の砂山ではしゃいだ。太陽がまぶしかった。 |
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帰路につく。前日走った道もずっと前のことのように感じるのは、この旅が充実していたからだろうか。 復路は豊橋あたりから少しルートを変え、名古屋市内中心部を通ることにした。さすが100m道路。せっかくなので隊列を組むのをやめ、すり抜けバトル開始。本場での「名古屋走り」で渋滞もお構いなし。かなり早く通り抜けられた。 |
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1号線をひた走る。昼食はそば屋で。コンビニに寄ったりしながら地道に距離を重ねた。 時の頃は早や夕方。やがて三重県に入り、四日市も越えるといよいよ別れの時が近づく。1号線と名阪国道の分岐点。ここで二組に分かれる。4台で走ったこれまでの道程が思い出される。そして分岐点、辺りに別れのホーンが響いた。さらば、そしてありがとう。 |
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この真冬の2日間の旅。それは何物にも替えがたい青春の思い出となった。想いを胸に、参加者はその後それぞれが帰宅していった・・・のだが、一人だけは教育実習のコンパに行った。ようやるわー。 |
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